詩人:秋桜
今日、君の住む街の近くまで行きました
君と同じ背丈
君と同じ髪型
君と同じ服装
そんな人を見つけるたびに、すごくドキッとします
別に君に会えたからってどうなるわけでもない
別に今更会ったからって何が変わるわけでもない
でも…
会いたい
君への想い
君との思い出
時間がたつにつれて、どんどん色あせてセピア色になっていく
時間がたつにつれて、どんどん深く心に染み込んでくる
いつまでも消えることがない
いつまでも失うことが出来ない
きっと今頃、君の隣にはあの人が座っているのでしょう
きっと今頃、次に来る季節のことを話しながら幸せを感じているのでしょう
きっと今頃、僕のことなんか忘れているのでしょう
別にあのころに戻りたいなんて言いません、だって戻ってもあのころのようにはなれないから
別に後悔なんかしていません、だってそんな事したって何も変わらないから
でも…
どうしてこんなに切ないのでしょうか
どうしてこんなに苦しいのでしょうか
どうしていつまでも、僕は新しい恋を見つけられずにいるのでしょうか…
どうして…