詩人:黒烏
鞄肩提げ 帰り道たちまち他人に紛れ込む『わたしは ここだよ…』息切れ 疲れ果てた孤独な群衆タニンの見えぬ圧力に絶えず苛まれる『わたしは どこにいるの…』こんなにも容易く自分を見失ってしまう嗚呼 息苦しい全身が泣き出しそうだ