詩人:ゆん
まるで野良犬や捨て猫みたいにブルブルと震えながら段ボールの小屋の中で北風や氷雨から自分の体を守ってる。誰も迎えに来てくれなくて月明かりの夜に寒さをしのいでいたんだ。眠ると死んじゃうからわざと頬をつねったりどうして生まれてきたのかわからなくてずっと泣いていたよ。家族のだんらんとか温かいシチューの味を思い出してせめて想像の中だけでも幸せでいたくてさ。早く朝が来て欲しかったんだ。