詩人:まとりょ〜鹿
来ない夜明けを待つよりも
底深い闇に身を預けていたい。
粘り気のある甘い君の声は
ここまでちゃんと聞こえているよ
錯覚やら幻聴かもしれないけど。
穏やかな気分に慣れてないんじゃなくて
例えるんなら海岸の日の入り
このまま君に全てを呑み混まれてしまう。
愛情とか母性とか
効き目が判り難い新型の薬。
一気にたくさん飲んだからいつの間にやら依存している。
黒と白が渦巻く
ここは言葉が意味を成さない世界だから
心の中の大事なものが優先的な並びで整頓されてゆく
本(バインダー)にしても誰にも解読できない。
好きです 必要です まだまだ薬が足りてない…。
僕だけが解読できる白と黒の渦