詩人:紀帆
青と紫と黄色色水がまぁるくなってぽとんと浮かんでさらりと沈むカチカチと音のない時間窓の向こうの雨の中ぴったり肌に張り付くシャツ頬に流れる水色もうどれだけ経ったか知れないけど最後のあの顔だけはべったり頭に張り付いてべったり張り付いて拭えない