詩人:無人
街角を曲がると
そこは星と夜の世界
夜空は幻想に浸り
見慣れない惑星に
角が生えた蛇
時間は虹色
流れる星にいる
サンタクロース
闇を切り裂いて
星屑を散りばめていく
星駅で光特急を待つ
近くの惑星で一角獣を釣る熊が手を振る
夜空は輝きを増す
星屑レールが輝き
やがて光特急が来る
無人の駅に一人
イルミネーションフィッシュの群れが目の前を横切る
サヨウナラ
光特急に乗り込む
車窓から星と光りの間に過去が映る
目を閉じて瞼の裏に幸せを描く
光特急 無限地獄行き
静かに走り出した
2011/06/11 (Sat)