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無人の部屋


[9] 時間切れ
詩人:無人 [投票][得票][編集]

街角を曲がると
そこは星と夜の世界

夜空は幻想に浸り
見慣れない惑星に
角が生えた蛇
時間は虹色

流れる星にいる
サンタクロース
闇を切り裂いて
星屑を散りばめていく

星駅で光特急を待つ
近くの惑星で一角獣を釣る熊が手を振る

夜空は輝きを増す

星屑レールが輝き
やがて光特急が来る

無人の駅に一人
イルミネーションフィッシュの群れが目の前を横切る

サヨウナラ
光特急に乗り込む
車窓から星と光りの間に過去が映る

目を閉じて瞼の裏に幸せを描く

光特急 無限地獄行き
静かに走り出した

2011/06/11 (Sat)

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