ホーム > 詩人の部屋 > 右色の部屋 > 戦場の唄:ヘッジ > 投票

右色の部屋  〜 「戦場の唄:ヘッジ」への投 票 〜

  • 右色さんの「戦場の唄:ヘッジ」に投票します。
  • 不正防止のため投票は「詩人の部屋」の登録者のみに制限させて頂いています。
  • ユーザーIDとパスワードを入力して「投票する」をクリックしてください。

[123477] 戦場の唄:ヘッジ

詩人:右色

――けれども
同じ質量の絶望であれば
死ぬことだって出来ただろうに



少年は
その小さな背中に
巨大な希望を背負い
銀色へと降り立った


既に物語は選択された
もはや絶望し、立ち止まるどころか
中途で死ぬことすら許されない

さぁ
往くは戦場――




「他人に迷惑をかけない」
そんな空想は燃え盛る炎、灰の中



「傷つくのは自分だけでいい」
そんな幻想を語る者は
自らの物語にすら登場出来ない



自分は自分だけで完成しない
「ネガティブアイデンティティ」



――剣戟の音は
中空に木霊する
(幾多の感情がそうであるように)


2008/07/22 (Tue)
ユーザーID パスワード
一言コメント  


- 詩人の部屋 -