千波 一也の部屋
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[129857] おどる宝石
詩人:千波 一也
散らばりながら 宝石は
その名を きれいに
縁取って
なお美しく
ひとの手を とる
散らばって ゆく
こころのそとで
おどりはいつも
鮮やか だ
手 を逃げるのも
手に 逃げる
のも
巧みな飾りに 値する
それら、
あまりに自由な
ほこりの ほのおに
魅せられて
あお られるのは
星座のかたり
散らばりながら 宝石は
傷つくための
傷から 離れる
ただ美しく
ひとの手を とり
2008/07/29 (Tue)
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