詩人:さみだれ
ひとり月から落ちた燃える大気に心が震えたその先の世界はどれほど素晴らしいか恋と呼べるほどの切なさを知ってしまったのはここにいたからだけどもうそれも終わり私を呼んだのは燃える月の破片だけこの胸にしまった思い出すら灰になっても気付かないあなたの世界はどれほど素晴らしいかそこで見るオリオンは静かで流星は雨のように騒がしく通りすぎるのだろう優しく包むものは息苦しい暗がりだけそれが僕の世界で君はずっと知っていたんだろう