詩人:千波 一也
アラスカ、はこのあたりこちらは確かチベット、でこの一帯をつらぬくものはナイル河なまえや場所や線の色わたしはわたしを支配してそれらをなぞるほら、知らないことが上手ににげてゆくにくしみは、あの日陰あちらの声はたぶんに、歓喜でふしぎを滅ぼすふしぎが満ちるくるくる、と地球儀をとりかこんで