詩人:楠崎 志杏
何してるんだろう。
本当の心を隠して。
鈴がリンと鳴った。
余韻に耳が震えてる。
綺麗な音を求めてる。
いつだってそう
一度だって満足に
上手く出来ない…
聞きたくない。
そんな汚い音…。
そう思って
閉じてしまう。
必死に耳を覆うのは
ただの自己防衛で…
いつだって
自分を守るのに一生懸命
汚れてるのは嫌い…
だから、
綺麗な音、汚い音と
比べてる耳も大嫌い。
だけど…
聞こえてる声は
どれも個性に溢れてる。
個性には
嫌いとか、好きとか
そんなんないよね。
耳は個性をとらえる
2006/11/20 (Mon)