詩人:林家
外の風がビュンビュンと唸りをあげている。今日は新月のせいもあり、世界は真っ暗である。いつも心細いのに、今日はより一層自分の弱さを感じる。雨が硝子を叩く。僕に未来はあるのか?ゆらゆら風に揺らめく世界に私は問い掛ける。自然に対して人間は無力である。しかし、君がいれば何だって出来るような気がするのは思い過しだろうか?雨が上がったらすぐにでも君に会いたい。