詩人:千波 一也
咲いてゆく音がきこえます川がはじめて山をなすこころ、そういうものが乱れていきます置いていかれることも置いていくこともじつはまったく同じことほら、よぞらの星はきれいでしょう遠いでしょうかばい合う布としてまっとうできる約束は枯れないこと、ですわずかな意味にも枯れないことですたとえ途切れてしまってもひとは絶えずに棲むでしょうやみのそこ、もっともきれいなながれのなかでその身をあらいかがやくでしょう