詩人:あいる
そんなに幾つも救えないよ
ボクにだって
ゆずれないモノ
くらいあるのさ
何もかもなくしても
君をてにいれるよ
何も持ってなくても
君に伝えるよ
目隠しして
鼻をつまんだって無駄さ
足が勝手に歩きだす
ボクは生きたがっている。
もういいんだ、
退屈なフリは。
ボクが
キスばかりしていたから
君は唄えなかったんだね
幸福に浸かって
平凡にすがって
単調に唄っては
君とボク交わって
時間軸は歪まなくて
世界は広がり続けてて
二人ぼっちになりたかった
そんなに幾つも纏えないよ
ボクなりの
価値観だってあるのさ
もう○×じゃ決められない嘘はつかないよ
人を騙すまえに
自分を騙せない
口が勝手に唄いだす
ボクは生きたがっている。
+と−が比例して
共存する妄想世界
もういいんだ、
強いフリは。
単純なんて言葉で
片付けないでほしい
初めから
初めから
選択肢なんてなかった
でもゆずれないんだ
こんなに生きるのは難しい
ボクらはただの人間さ
生き方に
評価をつけないでくれよ
何もかもなくしても
何も持ってなくても
二人ぼっちになりたかった