詩人:矢井 結緒
欲しいものはたくさんあって本当に必要なものはいくつもない手に入らないのは要らないからだと思うことにした目醒めても覚えていないから夢は見なかったのと同じ荒唐無稽なコラージュより実現可能なイマージュ描いて眠れない夜を眠らない夜に置き換えた爪の根元の三日月が白々しく朝の空に取り残される前に不必要を切り棄てたらパチン!と意外に大きく渇いた音をたてた