詩人:甘味亭 真朱麻呂
流れる時の速さに戸惑いを隠せずに涙を流さない日はなかったあの頃 何もかもが新しすぎて 何もかもが不安ばかりでロクに前なんか見てなかった気がする だからいつも傷ついてばかりで 夢が散っても仕方がないと片付けた ほんの少しの希望と ほんの少しの期待を抱え込んで そして手放して また 抱え込んで繰り返す日々 そして今もまた一つ二つと迷いは増えていく 不安は募っていく 夢のつぼみが花開くのを期待してじっと春を待ち望んでる。