詩人:剛田奇作
何が恐いかというと今もずっと蜘蛛が恐いソーセージおじさんが昔は怖かった今はもう怖くないなぜか蜘蛛と死体は似ているそしてソーセージおじさんと無言は似ている蜘蛛は偶数に似ている 蜘蛛は 折檻に耐える私に似ている 蜘蛛はアボガドに似ている蜘蛛は愛想がいい 私みたいた そのくせ弱い蜘蛛は詩に似てる蜘蛛は論理とは別物だ蜘蛛ははさっと私に被さる私はバラ色になって死ねるだろう蜘蛛は絵本を読んでくれない時のママに似ている