詩人:ちこ
どんなに泣いたって
消えることはないでしょ
どんなに叫んだって
晴れることはないでしょう
どんなに願ったって
忘れることはないでしょう
こんなに苦しいのなら
いっそのこと散ってしまおう
桜狂い咲き
この寒い冬にただ一本の桜
それもいいじゃない
人と違うから そんなんじゃない
それはきっと 私が私だから
人の目も場所も季節も
私の旋律にはいらない
私の音を奏でる それこそが生き方
一度の人生 散ってみよう
桜のように
散りゆく姿さえ美しく
その儚ささえ心に残る
私は そんな花を咲かせたい