詩人:シゲヲ
誰かの声が名も知らぬ声が自分を蔑んでいる気がして涙が出てきた口ずさむ声を全て掻き消され湧き上がる慟哭を必死に抑えた聖なる終わりの日が近いと誰かが言った手で雪を払い白を黒に塗りつぶす抱きついた鎖を砕いて歩き出す意味を見出そう語るべき言葉を探して答えを求めた空に幾千夜の空を見て時を越えて人は、ただただ痛みを詠う……