詩人:是清。
右足左足/真昼の口
噛み砕かれた/骨は最後に歓喜の声上げ果てた
さらなる被虐望む愚かな薄い肺
心ノ臓/収縮の有無は
活動に影響及ぼさない
安全哉
誘ふよ湾岸の備品
止まらないから殺してね/騒ぎ出す臓物
浪漫街道/花と小腸/夢に観さう/さすらひの赤血球
恥づかしがり屋の肝臓
閉ぢ籠もつて彼の大臀筋を夢見てる
まう無い筈の小指
心筋と血管で繋がる
意固地に居座る血小板/腐れても全て水に流すなよ
腫れて今美しいね喉仏
拝め食道
壊し屋に成りました 白血球が
今鋏で開いた
君の中身はとても鮮やかな色
未だ温かい
唇
は
何処へ?