詩人:EASY
領収書には
大した価値などありはしない
評価とは
それ自体には意味はない
僕達には日々がある
そこには
沢山の選択がある
その中で僕達は
沢山のものを見失う
僕達は
見失いかけた心で
価値や意味を探してる
後に残るものは
紙切れなんかじゃない
人の涙には価値がある
人の笑顔には価値がある
僕達は選択に関わらず
その意味や価値を
一人一人が持っている
それを
忘れてしまう僕達は
価値や意味さえ見失う
人の感情には熱がある
人に感情があるから
日々を生きてく僕達は
とても意味や価値がある
それは
選択に関わらず
とても意味や価値がある
僕達はそれを
忘れてしまいそうになる
それはとても似ているんだ
僕達の感情と
忘れてしまいそうなこと
その二つは
とても似ていて
とても意味や価値がある
僕達が手にするものは
固くて強い
物質の固まりなんかじゃない
薄っぺらい
紙切れなんかじゃない
とても意味がありそうな
数式なんかじゃない
とても立派そうな
装飾品なんかじゃない
広大な岩山で
風で吹き飛ばされそうな
小さく咲いた花みたく
儚くて美しい
生に溢れたものなんだ
それは
とても似ているんだ
選択に関わらず
僕達が持つものと
愛するっていうことと
それはとてもよく似てる
選択に関わらず
僕達が持つものと
結果に関わらず
僕達が持つものと
愛するっていうことは
僕達の喜怒哀楽の
総決算みたいなものだ
僕達は
忘れてしまいそうになる
それに
とても価値があることを