詩人:ユズル
伏せた睫毛の先に陽のひかりが落ちてまばたきと一緒に繊細にきらめいた赤くなった指先に空気みたいに触れて微かな熱がじわりと伝わった冬の空はどうしてこんなに澄んでいるのかな掴まれる そう きゅっと扉の内側で帰らないと 君が 言うのなら翼があっても 追わないでいよう