詩人:重夏
答えはもう 見えているのだろうだけれど私達 気付きたくなくて 解らない振りをする目を背けて触れ合ってだけど 心には触れ合えない何度も重ねた言葉すら 今では輝きを失って 零れ落ちて行ってるものにさえもう 気付けない上塗りにしていく 現実灰色の笑顔きっと もう 戻れない あの頃の二人には 色彩を失した二人にはもう何も 描けない