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[135805] 宵がおとづれる

詩人:鰐句 蘭丸

宵がおとづれる

夕暮れは あたりを セピア色から濃紺の夜に変へる

光 失はれ

闇 蝕む その時

混沌が芽吹く

記憶と視覚と三半規管を狂はせ

狂人の夢を見せる

さあ 手を取りましょう

自害も覚悟で

さあ 逝きましょう

かなぐり捨てて

宵闇が呼びます

光と闇の螺旋の忘却

終わること無く 始めと終わりを 紡ぎ合わせた

記憶の螺旋

ようこそ 混沌へ


2008/12/08 (Mon)
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