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[56929] もったいないおばけ

詩人:ライカ

日だまりの車内で

広がったしあわせの唄

口ずさんで数秒

声の重なる時は

いつも 同じ

お気に入りの

澄んだ高音の

サビのとこ

大体どっちかの声が掠れて

「よくこんなに声がでるね」って

照れ笑いする

そんなじんわり暖かい

ある日が

人生のちっぽけな1日として

埋もれるのが

こわい


ぬくもりは

冷めて消えた と

気付く瞬間を

恐れて

笑う

不安を見なかったふりして

笑うんだ





泣けよ


わたし





己で悼まなきゃ

かなしみも成仏できないさ


2005/11/24 (Thu)
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