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[100679] ある晴れた夏の日

詩人:甘味亭 真朱麻呂


目を瞑る
瞬間の暗闇
今までずっと思い返していた
あの日の出来事を
年齢を重ねる度
心に青い灯が点る
消えそうで
消えない
その青い灯は何も言わずに揺れるだけで
心の奥であつくあつく鼓動する

想えば僕も色んなこと乗り越えてきたな
僕は自分を少しだけ誉めてみる
崩れそうになるのを笑ってごまかす
予想よりも遥かに
楽しい毎日
だけれど
何かが足りない
そんな気がする
ある晴れた夏の日

スイカの種を皿に吐きだす
時々面倒になって
種ごと飲み込む
蒸し暑い夏の日

ぼけーっとしながら
色んなこと
思い出していた
色んなこと
思い返していた
ある晴れた夏の日に。

2007/04/22 (Sun)
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