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猫のあしの部屋  〜 「少女」への投 票 〜

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[193224] 少女

詩人:猫のあし

雲が覆って暗い街

もう 心細いとは言わなくなった頃

少し強くなったぼくに

あの日のどうしようもなく寂しいぼくの

涙を堪えたぼくが見えた

孤独に強いんじゃない

孤独がふつうだった

何で気づかなかったのかな

何で自分をいつまでも攻めていたんだろう

こう言って抱きしめれば良かった

『たった独りで、よく頑張ったね』

ぼく自信が

ぼくを認める唯一の存在だったんだ

また少し

ぼくを好きになれたよ

壊れかけていたあの頃のぼくを

ほんの少しでも

好きになれてよかった

2017/01/20 (Fri)
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