雲が覆って暗い街もう 心細いとは言わなくなった頃少し強くなったぼくにあの日のどうしようもなく寂しいぼくの涙を堪えたぼくが見えた孤独に強いんじゃない孤独がふつうだった何で気づかなかったのかな何で自分をいつまでも攻めていたんだろうこう言って抱きしめれば良かった『たった独りで、よく頑張ったね』ぼく自信がぼくを認める唯一の存在だったんだまた少しぼくを好きになれたよ壊れかけていたあの頃のぼくをほんの少しでも好きになれてよかった
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