ホーム > 詩人の部屋 > 快感じゃがーの部屋 > 実話

快感じゃがーの部屋


[427] 実話
詩人:快感じゃがー [投票][編集]


登下校で
一緒になったのは
偶然のことで
同じ色の傘で
並んで歩くのには
ほんの少し
勇気が要った
緊張と震えと
心臓の大爆発
目が合わない様に
わざと深く
帽子を被って
当たり障りなく
時間割の話とか
部活の話なんかをして
ようやく
分かれ道に
差し掛かったとき
ちょっとの後悔を
薄めてくれたのは
君の素敵な言葉
話せて良かった
有難うなんて
これ以上
心を泣かせないでくれ

2008/01/29 (Tue)

前頁] [快感じゃがーの部屋] [次頁

- 詩人の部屋 -