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[161197] スピードスター

詩人:どるとる


星が降る夜に出会った
あの子はきっと運命のレディ
えくぼがリンゴみたいに赤くて
長い黒髪で目はまんまるで
まるでおとぎ話でいえばお姫さまみたいだった

君は僕の知らないことを知っていて
僕は君の知らないことを知っていた
だから知らないこと教えあったり教わりあったりした

容易には開かない窓を飛び出して
秘密の時間へ
君と過ごせる夜は
とても幸せだった

君の瞳に流れ星がいくつも光ってさ
素敵な物語をこの僕に届けてくれる
不思議と悲しくても笑っていられた
君がいてくれたから

君と過ごした時間はまるで
何かの物語のように
僕の小さなハートの中で輝いている

たったひとつだけ
流れ星の群れから
はぐれたおちゃめな星が一番光ってる

あれが僕らの思い出さ

ほら、あふれるほどの思い出さ。

2010/10/11 (Mon)
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