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[192338] 夜は悲しい

詩人:どるとる


見上げてる夜空に 流れる星に願った
少しだけ 欲張りなでもささやかな

風は穏やかに 景色に抱きしめられてる
新しい季節の来訪を 静かに待つように

ひとつひとつ増えていく
数えきれない大切なもの
失うことがこわいなら愛なんか ずっと知らないままだった

そこにある ただの夜を見つめて
思い浮かぶすべてを迷いなく愛せたら

なにかが変わるかなって 思ったんだ
優しさを集めて 道に迷わないように灯す光

今は遠くにあるあなたを 思い描きながら
空の向こうに 見えない虹の橋を渡してく

「もう悲しいことなんかない」
そんな言葉を抱きしめられるように。

2016/08/10 (Wed)
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