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[5177] 初めて唇を重ねた夜

詩人:チェシャ猫

うっすらとあけ行く夜
ブラインドから差し込む朝日を
少し恨めしそうに見るボクがいる

いつからか繋ぐことが当たり前になった手には
安物の指輪が誇らしげにきらめいている
唇にはまだ少しだけ
君の薫りが残っていて・・・。

初めて唇を重ねた夜。。
なんかこのまま全部消えちゃうんじゃないかって
満たされていけばいくほど 怖かった
それでも確かに君との距離は消えて
重ねた唇は少しだけ
君の涙がしょっぱかった・・・。。

きっと僕らこれから幾つものキス重ねていくけど
この夜を忘れないよ
例え君のこの手を握ることがなくなったとしても


僕は忘れない・・・

2004/05/19 (Wed)
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