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チェシャ猫の部屋  〜 「雪面にサク一輪の花」への投 票 〜

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[6876] 雪面にサク一輪の花

詩人:チェシャ猫

いつの日か僕等
互いの息の白さに驚き
握る手の冷たさに少し戸惑う

そわそわとしだす街と
少し色めく僕の心
知らないふりして君はまた歩き出す
十字路に輝くツリーに背を向けて

もう君と過ごす3度目のイヴになるのに
未だにプレゼント何買おうか迷ってる僕がいる

眠れない夜に聞こえてくる
深々と降り積もる雪の音は少し冷たく
君にもらったマフラーと一緒に
凍える両手で抱きしめた・・・

見渡す限りの雪面に
忘れられたようにサク一輪の花は
少し切なくどこか温かく
泣き濡れた朝に凛と立っていた・・・

いつかまたこの日が来て
そして君の側にいるのが僕でなくても
またこの花は冬空を包み


降りしきる雪の中凛と咲いているのだろう・・・

2003/12/23 (Tue)
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