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はるかの部屋  〜 「お布団の神様」への投 票 〜

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[89732] お布団の神様

詩人:はるか

お布団の神様
ごめんなさい
あなたには酷い事をしました

眠気さす 小春日和の
穏やかな日中
日頃からお世話になってるあなた様を
庭の物干しへと
運んでいた私です

足取りも軽やかに階段を数往復
ほんわか布団に包まれて眠る 幸せな妄想を描きながら
あなた様を日溜りの中へ


…魔がさしたのです


汗を含んだあなた様の御身はずっしりと重く
私のかよわき(?)二の腕は悲鳴をあげておりました

いや、嘘は申しますまいここまできては


…面倒臭くなりました
それだけです


私の手を離れた次の瞬間あなた様は何と華麗に
宙を舞ったことか
流れ堕ちる滝のごとく
怒涛の滝つぼの階下へと


ごめんなさい
お布団の神様
なかなか爽快でした

柔軟性のあるあなた様のことだから
大目に見てくださいますよね きっと

2006/11/19 (Sun)
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