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はるかの部屋


[63] お布団の神様
詩人:はるか [投票][得票][編集]

お布団の神様
ごめんなさい
あなたには酷い事をしました

眠気さす 小春日和の
穏やかな日中
日頃からお世話になってるあなた様を
庭の物干しへと
運んでいた私です

足取りも軽やかに階段を数往復
ほんわか布団に包まれて眠る 幸せな妄想を描きながら
あなた様を日溜りの中へ


…魔がさしたのです


汗を含んだあなた様の御身はずっしりと重く
私のかよわき(?)二の腕は悲鳴をあげておりました

いや、嘘は申しますまいここまできては


…面倒臭くなりました
それだけです


私の手を離れた次の瞬間あなた様は何と華麗に
宙を舞ったことか
流れ堕ちる滝のごとく
怒涛の滝つぼの階下へと


ごめんなさい
お布団の神様
なかなか爽快でした

柔軟性のあるあなた様のことだから
大目に見てくださいますよね きっと

2006/11/19 (Sun)

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