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さみだれの部屋  〜 「パンプキンマスク」への投 票 〜

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[178527] パンプキンマスク

詩人:さみだれ

パンプキンなあの子はね
人間関係なんてものは煮物みたいなもんさ
なんて坊さん気取りで言ったけど
私、あなたといてふやふやになったことはないし
あなたと離れてお堅く落ち着いたつもりもないわ

ハロウィンにお菓子をくれと
パンプキンマスクの君は幼気
飴を何個か手渡すと
君は走って去っていったね
そのあと君は転んでしまい
パンプキンマスクは壊れてしまったね
君はたくさん泣いて
泣き腫らした目を擦り
飴を一個食べたんだって

パンプキンなあの子はね
嫌われたくないばっかりに
先生に首を垂れたわ
でもみんな嫌った
あの子は成績がよかったから
ねぇ、あなたは嫌い?
私がパンプキンみたいに
でこぼこ野道しか歩けなかったら
私がパンプキンみたいに
お堅く落ち着いたなら

私は知ってるわ
パンプキンマスクの行方
もしくはその最後
もちろん煮崩れしたわ
トロトロにね

2012/09/12 (Wed)
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