ホーム > 詩人の部屋 > 野上 道弥の部屋 > 真夏の夕陽 > 投票

野上 道弥の部屋  〜 「真夏の夕陽」への投 票 〜

  • 野上 道弥さんの「真夏の夕陽」に投票します。
  • 不正防止のため投票は「詩人の部屋」の登録者のみに制限させて頂いています。
  • ユーザーIDとパスワードを入力して「投票する」をクリックしてください。

[15342] 真夏の夕陽

詩人:野上 道弥

   立ち並ぶビルの窓から

   四角い朱い光が僕達に降り注ぐ直前のお話


   僕らはずっと繋いだ手を少し離して

   眩しい夕陽から逃げるように歩いて

   ビルの影に人目を避けるように入った


     隠れてキスをしてた

     長い長いキスを隠れてしてた

     四角の朱の光が僕らに差し掛かった

     もちろん気付かなかったけれど


   影から出た僕らは腕を組んで歩いてた

   長く長く伸びた影は一人の姿しかない感覚だった

   真夏の夕陽はまだまだ暑く眩しい

   忙しない人の流れは逃げるように速い


      僕らに流れる時間はなんて遅い

2004/07/28 (Wed)
ユーザーID パスワード
一言コメント  


- 詩人の部屋 -