ホーム > 詩人の部屋 > 山崎 登重雄 の部屋 > 匂い > 投票

山崎 登重雄 の部屋  〜 「匂い」への投 票 〜

  • 山崎 登重雄 さんの「匂い」に投票します。
  • 不正防止のため投票は「詩人の部屋」の登録者のみに制限させて頂いています。
  • ユーザーIDとパスワードを入力して「投票する」をクリックしてください。

[149447] 匂い

詩人:山崎 登重雄


鼻先をかすめれば

記憶がよみがえる

すき間風が運んだ

すえた匂いがまだ


人は不幸を糧に生きる

それを最後とするために

それが最期とならぬように


何度も抱いた

君の香り

これで最後と思いながら

それで最期と願いながら


自分で作る

夕餉の匂いに

少しだけ 苦笑しながら

2009/11/05 (Thu)
ユーザーID パスワード
一言コメント  


- 詩人の部屋 -