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[98936] 寝転んだ視界の先には

詩人:栢徠

家の近くの草原に大の字に寝転んだ

目を閉じていると風が優しく吹いていくのを体全体で感じられた

目を開けると青い空と白い雲
雲の流れは速く、青と白の割合はすぐに変わっていく

そして私は再び目を閉じた

遠くで聞こえる鳥の鳴き声
吹き抜けてゆく風の音
草木の擦れる音
誰かが近づいてくる足音

その音にそっと目を開ける

寝転んだ視界の先には
微笑みながら私を見る君がいた

2007/03/26 (Mon)
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