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[7571] 愚かなこども。

詩人:凜一

なんにもない道を
ぷらぷら歩くのがすき

そうして
近所の倉庫の屋根の下で
林檎の紅茶を飲み
たばこを吸うのがすき

電線ごしの
雲を見るのがすき

なるべく
小さくすわるようにする
意味なんか
きっとないけれど

電線と電線のあいだの
はいいろの雲が
あたしのとこまで来て
あめを降らせればいいのに

いつも願ってる

そうして
びしょぬれの迷子になって
小さくすわって
震えている

かさを持たずにでかけた
愚かなこどもを
きっと
あの人は
むかえにきてくれる

2004/01/17 (Sat)
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