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[112263] オータム・プリズム

詩人:さきネコ

記憶が乱反射して

四方八方に飛び散っても

こんなにも鮮明に思い出せる

私の歩んだ道 思い出せる



紅葉が色づく頃

香りに包まれた景色の中の

空にはひとすじの涙が流れる

まるで 別れを惜しんでいるみたい




気持ちと理想が こすれあう音が聞こえる

とてもとても 寂しくて 恋しくて

秋の風が 運ぶものなど知らずに

夕暮れに ただ1人背を向けた





いつか 素直になって

みんなの前で いつも本物の笑顔で

いられるようになったらさ

また戻ってくるよ







今度は正面から

暮れていく空を見たいから

2007/10/12 (Fri)
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