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[46926] クロロフィル曲線

詩人:望月 ゆき

あしもとから吸い上げたあしたの記憶が
葉脈をつたって
四肢に達し
やがて、蒸発してゆく


芽生えを待つからだに
クロスする
光合成の日々
涸れているのは喉なんかじゃなく
わたしの中心だった


ヒースの上では
流れ出るものはすべて
潤いとなり
太腿からしたたる
たとえば血液でさえも意味をもつ


ときどき 左の
てのひらにたまった雫のせいで
軸が揺らぐと 夜が
めまいの速度でおそってきて
あしたの記憶ばかりが増えてゆく


そうして また
わたしはそれを吸い上げる

2005/09/02 (Fri)
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