ホーム > 詩人の部屋 > sivaの部屋 > 投稿順表示

sivaの部屋  〜 投稿順表示 〜


[14] あなたへの距離
詩人:siva [投票][編集]

たどりつきたい 場所がある
でも今はまだ
たどりつきたい 人がいる
だけど今はまだ

やっとの思いで たどりつき 安堵して
穏やかに過ごせるのは数日
いつの間にかつまづいて
また あなたが遠くなる

近付きたい
その距離は埋まらない
でもそれは
あなたも同じ速度で
進んでいるから

それでも
いつかたどりつき
あなたと同じ世界が見たい
その時
あなたの痛みを抱いて、感じれる?

私の肩にもたれる
あなたを夢見てる

2006/01/18 (Wed)

[16] ミルクティー
詩人:siva [投票][編集]

ゆっくりと ボクが治っていく
それはまるで 寒い日に飲む ミルクティーみたいに
じんわりと温かい、優しいものが ボクに染みていく

その紅茶の銘柄は “言の葉”
ひとつひとつ手摘みで 大事に収穫されたモノ達

ゆっくりと抽出して
けれど 置きすぎたら 渋くなるから気をつけて
この優しい、温かな飲み物
あなたにも 届けたい

Will you have cup of milk tea?


極上の Tea timeを

2006/01/20 (Fri)

[17] 返信。
詩人:siva [投票][編集]

キミから届いた 真夜中の贈り物
あげたかったハズのモノは、本当は自分が欲しくて
受け取ってもらったハズのモノは、本当は自分が欲しかったモノ


気持ちと言葉がうまく噛み合わなくて
返事を書きそびれてたボクに キミからの言葉が
ボクにまた力をくれた
ありがとう、ボクもまた笑ってみせる


苦しさも痛みも少しずつ、分け合おうか

2006/01/30 (Mon)

[18] 祈り
詩人:siva [投票][編集]

鮮やかな光が 辺りを包み出すと
誰もが皆、導かれる様に 光の元をたどる
その先には 優しく力強い眼差し

雲の隙間から流れる それは
誰の元にも 同じだけ降り注ぐ
まるで 儀式の様な瞬間

「懺悔」し、「許され」 また歩き出せる

だから 私達は祈る

この祈りが
あなたに 私に
届くように


そして 今が始まる

そして 今日が始まる

2007/03/26 (Mon)

[19] 明日への交差点
詩人:siva [投票][編集]

あの日のあの曲がり角 今でも覚えてる
曲がっていたら、この距離は縮んだ?遠のいた?
今でも迷ってる

この道を選んだこと 後悔しないけど
なんだか先は長くて どうにも足が重い

満たされない私は 寄り道したり、戻ってみたり
回り道をしたり ぐるぐると回る

あの曲がり角 曲がっていたら
もっとあなたに近い場所で笑えた?泣けた?
側にいれたの?


今はもう あの曲がり角さえ見えない場所で 思いを馳せるだけ

…それは、あの交差点に? あなたに?

分からないまま 思いだけが募る

だから思い出はキレイなのだと、誰かが言った


今はただ、夕暮れを待つ

明日へ向けて
この交差点を見ている

2006/03/31 (Fri)

[21] 
詩人:siva [投票][編集]

「今から帰るよ」

テールライトがそう語る 家路へ急ぐ光の波
同時に寂しさを感じるのは
その声さえ 光の波に飲まれているから

知らない土地だった この街並が
いつの間にか 住み慣れた街へ

けれど この光の波を見る度に
溶けこんだはずの自分が
何処かへ帰りたいのだと つぶやく


眠らない街の明かりが 問いかける

「何処へ?」

車を走らせても 先は見えないまま

「帰りたい」

ここではない 何処かへ

受話器から聞こえた その声に安堵する

帰りたい、君の所へ

ヘッドライトに照らされた道が 君に続いているといい

眠らない街をすり抜けて 君の元へ

「ただいま」 ただそれだけが言いたくて


光の波へ 溶け込みながら

2007/03/26 (Mon)

[22] ラブゲーム
詩人:siva [投票][編集]

こんな低級なラブゲーム いらないのよ
ツマラナイでしょ?
始めから 答えの分かってる
こんな低級なラブゲーム


私の渾身のサーブを いとも簡単にボレー&スマッシュ
あなたには到底 敵わない
分かっているのに 打ち込んでしまう
あなたにゲームを支配されている

私には あなたのコートは広いけど
あなたには 小さく見えるんでしょ?
ポイントを奪えない このもどかしさ
うまく操られている 私

悔しいけど、私の負けなのね
ホントは分かっていたけど コートに立つ前から
あなたのその目に 戦意喪失なの

あなたはそれに気付いて 私を見ながら
ゲームを上手に運んでいくの


こんな低級なラブゲーム いらないのよ
ツマラナイでしょ?
始めから 答えの分かっている
こんな庭球な0ゲーム

あなたにあげるわ

2006/04/05 (Wed)

[23] ストレートティー
詩人:siva [投票][編集]

真新しい紅茶が香った
こんな雨の日は そう、ホットがいい

柔らかく立ち込める湯気が 隠してくれる
私も あなたの涙さえも

だから 一人で泣かないで?
一緒に紅茶を飲もう

砂糖を入れて こんな日は甘くして
あなたも甘やかして
疲れには甘い物がいいんだよ

飲み干したら またお湯を沸かすから
カップの湯気が消えても
あなたの泣き顔 見えない様に
ちょっとだけ 背中向けてるから

だから
will you have cup of tea?

甘い tea timeを

2006/06/05 (Mon)

[24] 歯車の詩
詩人:siva [投票][編集]

アタシはひっそりと生きるの ドラマの脇役ですらない、アタシ

誰かが見ててくれてるとか、神様が見てるとか
そんな言葉さえ、嘘臭くて信じない
けど、必死に歯車を回す アタシ
辛くない、悲しくもない これがアタシだから

…なんて、強がりも言ってみたりする
ホントは誰でもいい、見てくれたら
この小さな 小さな アタシに気づいて

雨が降ったり 風が吹いたり その度につぶされそうになる
何の力もない アタシ
けれど “負けたくない”その気持ちだけは譲らない、譲れない

負けたくないの 分かるでしょ?
小さいなりの 小さな 小さな抵抗

誰にも気付かれなくても このまま埋もれても
このままの小さな歯車
そっと 掌で受けとめて

そして 歯車を回す
そして 世界をちょっとだけ揺らす

負けるもんか

2006/04/08 (Sat)

[25] calling me
詩人:siva [投票][編集]

“逢いたい”

その言葉を 何度飲み込んだろう?
何度飲み込んだの?
大人になったのに、ココロは不器用なまま
素直なその一言だけでいいのに

そのためなら この長い夜の途中でも
あなたに逢いに行くのに


あなたはただ、待っていればいい
携帯 握り締めて 月を見上げて
淋しさに負けない様に
ただ、居てくれたらいい


涙も出ないまま 心だけが泣いている
そんな痛々しく 膝を抱えないで
あなたを その瞳を曇らせるもの
その全てから あなたを守りたい


あなたの“大切”にはなれないけど
居心地の良い ソファになるよ

体預けて、目を閉じて 眠れる様に

歌も歌うよ あんまり うまくないけど
あなたのために この長い夜を越えるから

最後に名前を呼んで

2006/06/01 (Thu)
37件中 (11-20) [ 1 2 3 4
- 詩人の部屋 -