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放射能]の部屋  〜 投稿順表示 〜


[11] 高校生日記T
詩人:放射能] [投票][編集]

もはや
空想の中でしか
生きていけない
夢のように
適当でもない
こんなに
寒い日はなかった
今頃
心がふるえて…

足止めをくらって
カナシバリにあって
唇は紫色
7月の
水泳を思い出す
今さら
心が
ゆれてしまって

校舎の裏
石段にすわって
想いだした
あの娘のことを


自分のことを
忘れてしまう
見境が
なくなってしまう
危険を承知で
飛び出してしまうよ
閉じこもってしまう
しまった
もうしてしまった

振り向いて
くれないよ
屋上にあがって
見渡したかったのに
カギがかかって
入れなかった
怒るのも
バカバカしい
いつも
こうなんだから
規則だとか校則
常識とか知らない
押しつけられたくない

窓の外に出て
飛び降りようとした
下には芝生があって
整理されてる
きれいとは
思わないぞ
同じ高さに制限されて

いつまでも子供で
人生を捨てようとした

部屋に帰って
天井から
ロープをぶら下げて
輪っかの中に
首をかけようと
台から
足をはなそうとして
想いだした
あの娘のことを

「やめてよ」
とは言わない
霧が
あの娘をかくして
「平気なの?」

テトラポットに
腰掛けて
海を見ていたか
空を見てたか
腹を決めて
たちあがって
なに苦しいのは
一瞬だけだと
さあ
やってしまおうとして
想いだした
あの娘のことを

学校で死ぬなんて
とても
いい考えじゃないか
そうだろう?

2004/01/20 (Tue)

[12] 高校生日記U
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雪がふきあれて
森が
ザワザワさわいで
手がしびれて
赤くなって
できないのに
あたたまろうとした
今頃
心をうごかされ…

あの娘のまわりには
とてもいい風がふく
知ってるだろう?

放課後だった
廊下を
歩きまわった
明かりは落とされて
まだそれほど
暗くなかった
3階から
外をながめた
野球部が
練習していた
何もしなかった
何もしたくなかった
ただながめていた

死ぬ素振りなんか
見せなかったよ
ああ
明日が楽しみだ
誰が思うだろう
こんなところで
こんなやりかた

小学生の時
だったかな
貝割りをしたっけ
楽しかったなぁ
今では
信じられない

そんな時だった
いきなりだった
まるで
忘れていたのに
想いだした
あの娘のことを

ぼくは言った
あの娘が
ぼくの胸の中に
住んでいる限り
自殺はできない
誰も
その意味が
わからなくていい
だから
ぼくは笑った
最高の笑顔で

2004/01/20 (Tue)

[13] 危険なY
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誰もいない道を行く
助けを
求めたりはしない
涙を流しても
泣いたりはしない
人知れず
凍りつきそうな
常冬の海の
深い海底を歩き
私はただ一人になって

「日曜日を殺せ!
 その顔を隠せ!
 俺を表に出そうとす
 る奴らを消せ!」

   (豹変)

希望いっぱいに
あふれる園児達は
俺に大量殺戮の
夢を見させる
手に入れられなかった
復讐は
世代の引き継ぎとして
お前達で
はらしてやるよ

キリンの首を
しめていた冬の日
俺は若く
かっこよかったぜ
二度と人は殺せない
ブラックリストの
トップをかざるスター

おぼえとけよ
死にたいくらいに
死ぬ思いで
生き返ってきた俺に

強烈な意志は
俺をも巻き込み
車で人を巻き込み
ふるえる
喜びに
喜びに

俺を
病気につれてって
くれるなら
犠牲をはらう
だから
お花畑で待っていて

死にまつわる
ニュースも
平然と見てとれる

人と抱き合って
何かが
目覚めた事なんて
なかったと思う
つめたい血の出身者

2003/04/30 (Wed)

[14] Nの憂鬱
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死ぬために     
生きてきた     
いつまでも     
生きたくて     
死んでも      
生き返りたくて
そうさ
死んだ方がいいんだ
何かを
感じずにすむから
どうせ
いつか
そうなるのなら
今そうなっても
かまわない

2003/05/05 (Mon)

[15] 宣誓
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俺は一方的な悪で
わかるのは
この白と黒の
レンズに映った奴を
殺してもいい

2003/05/05 (Mon)

[16] モアイな誓い
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君達は素晴らしい!
ジェイソン並の
知能を持ち
旧い慣れ切った事に
チャレンジする精神
何も生み出さない
意志も主張も
感慨もない詩
言葉に操られている
者さえ存在する
マネっこも見苦しい
君達は素晴らしい!
俺が新しい扉を
開ける時
いつまでも同じ場所で
居心地のよい部屋で
素晴らしい君達は
動こうとしない
ジャイアン並の
歌声を披露し
悦に入るのは
如何かね?
気分がよかろう
そしてなぐさめ合戦
それが必殺技か?
なんと素晴らしい!
感嘆でガッカリだよ
感動でため息だよ
はたして
名のある高名な
詩人達は
このような場所で
進歩できるのか?
君達は素晴らしい!
しかし
子供の遊びに過ぎぬ
未熟で鈍感で
理解力にも欠け
表現力はなく
ありきたりな引用
ないない
ばかりではないか
全部おなじ
アクセスの歌か?
君達は素晴らしい!
それは
それは素晴らしい!

2003/05/05 (Mon)

[17] 重病説
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君達は
首狩られ族
いつでも
死ぬ可能性に
あふれてる

夜道でのこと
誰かをつけていて
今だ!と
暗がりに
引きずり込む
馬乗りになって
(はて?俺は熱がある
 んだな。とすると、
 これは幻覚か…)
(ノドは熱帯になって
 るし、現実とは思え
 んな。)
後は
メチャクチャだった
デタラメだった
野蛮人だった
容赦も
加減もなかった
残酷ショー
犯人は俺だ!

自分の
痛みはわかるが
他人の痛みなど
(笑)

誰でも
少なからず
犠牲の上に
立っているのさ
気づきもせずに

2003/05/17 (Sat)

[18] 朦朧の一撃
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修学旅行の班を
自由に作るように
言われた時
俺は動かなかった
みんなは
すぐに席を立つ
仲間ハズレに
されまいとして
その程度の…
(微笑)
もういいかーい?
まあだだよ
ここまでおいで!

今はもう力いっぱい
握れぬ右拳が
再起不能の右手首が
夢をみる
<子供が
 慌てて去ってゆく>
心臓あたりが
キリキリと痛む
病死する時は
心筋梗塞系と思われる
<静かな朝にも
 動悸はやってきた>
すべては強くなる為の生き方
精神的ダメージを
肉体的ダメージに
力づくでかえ
忘れえぬために
<わずかな間でも
 無敵となるために>
負けぬぞ!
孤独は罪なのか?
<これは
 生きている証
 他の奴らは
 たいした事ない
 淋しいなどと
 思うだけで
 負け犬だよ>
退かぬぞ!
<負け犬が!
 負け犬め!
 弱虫共が!>
ひとりになるのを
こわがって
情けない
情けない
退かぬぞ!
放射能死す?

2003/05/17 (Sat)

[19] 笑の結末に
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この才能を
どう使おうか
迷ってた時もあった
しかし
人の為には動くまい
怨念は強し
群がる小人達を
殴り倒し
その礼として雷は
俺の股間を直撃した
これで
女にひっかかる
事はない
つまらぬ躊躇もない
敵味方を
判断するのではなく
最初から
全人類を敵と
みなしているのだ
性欲を放棄します
食欲を無視します
苦労を無駄にします
回り道をします
性格は複雑怪奇

錯綜する人間関係に
虫酸がはしる
タヌキの
化かし合いレベル
好き嫌いに左右されて
醜い人形劇
質問です
みんな同じ事を
考えて同じ事を
しようとしてるのか?
足並みを
そろえてんの?
なるべく人と
かかわりを持たない
ようにはしているが
目にするだけで
イライラは富士山頂

2003/05/18 (Sun)

[20] 滅裂の詩
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おじいちゃんは
山へシバかれに
おばあちゃんは
川へケンタッキー
フライドチキン
俺は嫌いだから
食べられないけど

ガレキに花を
咲かせましょう

書きためていた詩を
操作ミスにより
全消去してしまった
ショックで
気が狂わんばかりに

俺の命を
消してしまった!

4コママンガ
みたい

殺人犯のような
顔してた

黄金の冠を
頭上にいただき
輝きは
絶える事ない
金髪となって
降り注いだよ

俺はもうすぐ
死ぬんだ
何もかもに
見切りをつけて         

2003/05/19 (Mon)
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