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真姫‐マサキ‐の部屋  〜 投稿順表示 〜


[20] 『Sollow』
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頑なに拒む体は何時しか
貴方をも拒み始めていた

白く残る闇の景色は
とても冷たい
二人の糸は千切れてしまって

もう…二度と…繋がれない

指にはめていた指輪も
泣きじゃくりながら
外しだして
言葉を詰まらせる貴方
私の瞳にはもう…
映らない

記憶(ゆめ)の中に
残された面影は
やがて朽ち果ててく…
その全ても胸の奥で
高鳴ってた感情も
やがて倦怠へと
変わってしまった

今、映るのは
舞散る雪と冷たい夜空(そら)
そして滲んだ涙が…
止まらない

降り積もる雪の中に
埋もれゆく二人は



もう二度と…



交わす事はない…

2007/01/22 (Mon)

[21] 『決別』
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名残惜しむ君がいて

別れが来るのが
嫌で仕方がない僕がいる


まだ雪が降り頻る季節

春はもう
すぐそこまで来ている筈なのに…


君と出逢って
付き合い始めた時

顔をよく見つめられなくて
互い照れ笑いしてたよね?

あの頃を思い出す度
懐かしさが蘇る


それなのに…


別々の道を進む事が決まって

互いにもどかしくなって…


「離れたくない」


君のその言葉が

僕の胸を締め付ける


でも


もう後戻り出来ないんだよ?

僕だって辛いんだよ?

どんなに君が
上目使いで訴えても

別れの時は
刻一刻と近付いてる


その瞬間を止めるかのように
君を思いっきり
抱き締めた


これが最後の

精一杯のカタチ


もう、振り返らない…


もう…



2007/01/23 (Tue)

[22] 『Vanity』
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虚飾の塊


そんな世界に
置いてけぼり


悲しくて


悲しくて


只々、彷徨い続ける


現実に背を向けながら


ひたすら彷徨い続ける…

2007/03/21 (Wed)

[25] 『Days』
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涙溢れた

水色の朝

朝陽が昇り照らして

泣き明かしてた
僕の心も照らしていたよ


昨日の事を
忘れたかのように

始まる一日


駆け足で行き急ぐ
人々の流れに翻弄されながら

今日を過ごす


その繰り返し

2007/05/20 (Sun)

[26] 『月光』
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灯りを消して
眠りに就く夜

窓の隙間から月光が
暗闇の部屋に光を覗かせる

折角の眠りが
妨げられそうで…


それなのに


月は綺麗に光を照らす

2007/06/23 (Sat)

[27] 『蜉蝣〜カゲロウ〜』
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一つの蟲が命を宿し
やがて孵化し
羽を羽ばたかせる


例えそれが
僅かな命だとしても…



限られた運命(さだめ)の中で
ひたすら生き

夜空を自由に舞い

命尽きるまで
翔び続ける


力尽きた蟲は

また生まれ変わる事を信じ


天(そら)へ還る

2007/07/05 (Thu)

[28] 『蛍』
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切な過ぎる季節は
二人を包んで

軟かな風に導かれ
そっと動き出す


儚き夢に陶酔し
光を照らし合わせながら

夜空を舞う蛍


その一方で

出会ったばかりの二人が
愛を求め

身体を繋ぎ合わせる

一夜限りの夢に
互い唇を添えながら
朝まで交わす


二度と同じ夜は
来ないけれど

糸を引くように
もつれてはほどけ

弾けた蛍は

幻想の世界へと
その身を委ねる



一度きりの夜を
過ごした二人は

また違う愛を求めて

別れを告げる


そして二つの蛍は

光を照らしながら
儚き空へと消えていく…

2007/07/05 (Thu)

[31] 『微かな瞬間』
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何故こんなに

苦しいのでしょう

何故こんなに

悲しいのでしょう


僕の心を締め付ける憂鬱を
どうか溶かして

錯乱する意識の中で
貴方の事を想い耽る

いとおしくて仕方ない



リアルじゃなくていい

ただ、フィルム越しに写る
貴方が見れれば


僕は充分幸せだから…

2007/08/18 (Sat)

[32] 『真夏の憂鬱』
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ミンミンと

蝉が鳴いている


緑色の木々

生い茂り


花咲きは

ピークを迎えた


何気ない日常


何気ない自分


夏と云う季節は
盛りを見せ


そして


終わりを告げようとしている

2007/08/18 (Sat)

[35] 『impulse』
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窓の向こう側の
ピンク色の空と
沈み出した夕日が
夜の始まりを告げる

僕の鼓動が
段々 早くなって
胸を締め付ける


朝とは違う空間
弾け出す本能が
眠っていた心を
呼び起こしては刺激する

僕の鼓動は
何時しか爆発して
また眠りを誘う



今日もまた空は
青からピンクへ変わり

夜の始まりと共に
僕の鼓動も激しくなる


2008/03/13 (Thu)
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