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花房優希の部屋  〜 新着順表示 〜


[22] 最果ての地
詩人:花房優希 [投票][編集]

この世が終わる最後の1秒までも、君を 。


ずっと一緒だね

ずっと、君と




そして僕は腐り逝く夢の終わりに君を見た

2008/04/26 (Sat)

[21] 言えないコトバ
詩人:花房優希 [投票][編集]

君がたったひとこと

「さびしい」

と言ってくれれば

いい加減うざったくなるくらい、傍にいてあげれるのに

君を抱きしめても良い

そんな理由が欲しい

だから求めて

怖がりで一歩が踏み出せない僕に

“涙”と云う名の許しを与えて







君に求められない自分もまた

「さびしい」

だなんて

そんなこと、言えない

2006/05/17 (Wed)

[20] 渇望
詩人:花房優希 [投票][編集]

欲しい

欲しい

ホシイ

ほしい

君が欲しい


君だけしか、いらないのに。




喉がひりつく

甘ったるくて、でも苦くて

火傷をしたように

何かがへばり付いたように

声が、出ない

君の名が、呼べない


呼べる名前は持ってるのに、何故だろう




君の名前が、呼べないんだよ。


(この喉を潤すは、誰の涙か)

2008/04/26 (Sat)

[19] 腐った果実
詩人:花房優希 [投票][編集]

腐った林檎を手のひらに

そっと接吻を贈りましょう

やさしく

やさしく

牙を剥いて喰しましょう

やわらかな果実は愛を待つ

『廃棄処分決定品』

その身体を這い蹲って

貴方の一部に溶け合いたい

暗い箱の中、光を探す

あたたかな手を求めている

醜いワタシ

綺麗なアナタ

どうか、その手で救いを与えて

2006/05/09 (Tue)

[18] 仮面の裏側
詩人:花房優希 [投票][編集]

君が忘れてしまったもの

全部僕が拾っていくから

だから、君、忘れても良いよ

僕、覚えてるから

忘れても良いよ

仮令君が忘れても

過去なんか要らないと云っても

君の記憶から僕が零れ落ちたその時は

僕はその欠片を掻き抱いて

君の傍で笑っていたいと思う

破片で傷だらけになった掌のことなんて、

君は気にしなくて良いから

何も知らずに、知らない振りして

僕の傍でただ笑っていて





はらはら

はらはらと舞う嘘

その笑みが本物になるまで、

どうかこの涙には気付かないで










チクチク、

ズキズキ。



痛むのは、何故?

2006/05/07 (Sun)

[17] Never get away
詩人:花房優希 [投票][編集]

仮令、目の前に壁があったとしても

目を背けたい現実が、あったとしても

決して逃げ出すな

手を伸ばせば手に入る

諦めないで

信じ続けよう

自分の力を

奇跡を待つのではない

自分の力で手に入れるんだ

望むものがそこにあるのなら

「臆病者」のレッテルは要らない

貴方は気高き「挑戦者」

前を見据えて飛び出そう

余所見をする暇なんてないから

ただ一心に走れば良い

さあ、怖れずに

「Never get away!」

この手で掴め

2006/05/04 (Thu)

[16] おとしもの
詩人:花房優希 [投票][編集]

君が愛しいと叫んだ細胞が死んでゆくのを感じた

僕の目が

僕の耳が

僕の声が、

僕のすべてが君を忘れていく

痛みさえも大地に枯れ果て

涙の雫が哀しみの花を咲かせる

生命の息吹は

君がいなくたってどこ行く風

知ったか振りを決めたように流れ行く

冷たくなった指先は

明日を語れず何にも触れられない

いつだって虚空を眺めている

僕に残るのは寂寥感

何かが足りなくて追い求める

伸ばした腕はつかめない

そこには誰もいないから

暗闇の中

ひとり君を探してる

はやく

はやく

君を完全に忘れてしまう前に、

最後の我侭

どうかどうか



君に愛していたと伝えたい


(僕が落としてきたものは、何だっけ)

2008/04/26 (Sat)

[15] 君の魔法
詩人:花房優希 [投票][編集]

君のひとことで、私はこんなにも嬉しくなれる

そんな君はまるで魔法使い

私だけの魔法使い

今度は何の魔法をかけてくれますか?

貴方の手の中でだけ

私は輝けるの

12時までの魔法じゃないから

貴方がいる限り、ずっと解けないよ

なんて素敵

ねえ、王子様じゃなくても良いよ

私が物語のお姫様でなくても良いよ

貴方だけの、お姫様

その魔法で王子様になんか渡さないで

ずっと貴方の傍にいたいから

ずる賢いトコロも大好きなのよ

そんな私はもっと酷いオンナ

本物のお姫様のように可憐でもないけれど

意地悪な継母役なのかも知れないけれど

それでも

そこに、私のストーリーがあるのなら

そこに、君の姿があるのなら

私はいつだって無敵で素敵になれるから

私をこんなに狂わすのは、君の魔法

意地悪で愛しい愚かな魔法

本当はね

そんな魔法がなくても、ずっと貴方が好きだったのよ

ねえ、私をずっとその腕の中に抱いていてね

ずっと離さないでいてね




2人だけの幸せを、どうか誰も壊さないで。

2008/04/26 (Sat)

[14] 旅人
詩人:花房優希 [投票][編集]

「人を好きになることが怖い」

そう言って泣いた君が、痛かった

そうして君は全てを塞ぎ込んで

誰も愛さずに独り生きてゆくのだろうか

誰もいない暗闇の中

独り泣いたりするのだろうか

もっと頼って良いよ

頼りないかも知れないけれど

誰よりも君のことを見てたから分かる

君は幸せになって良いんだ

未来を夢見ても良いんだよ

つらかったね

こわかったね

でも、大丈夫だよ

僕がいるから

もう独りじゃないから

君を抱きしめる腕は、ここにあるから

今度は独りじゃなくて二人で泣こう?

そして一緒に考えよう?

光はあるんだと信じて、地図を描こう

幸せを探す旅に出よう

君と、二人で

オアシスなんてないかも知れないけれど

天国なんて初めから存在しないかも知れないけれど

それでも、

君となら、どこだってそこは楽園だから




幸せを探す旅に出よう

方舟に乗って出かけよう

小さな舟で、でもそれは嵐にも負けない

“愛”という名の二人の未来

2008/04/26 (Sat)

[13] 伸ばした手
詩人:花房優希 [投票][編集]

お願いよ、愛しい人

声を殺して泣かないで

もっと大声で泣いて、子供のように縋って欲しいの

独りで弱音を溜め込んだって

見ていてつらいだけなのよ

ねえ、泣いてしまうわ

いくら抱きしめたって、傷が癒える訳ではないんですもの

貴方の身体を抱きしめることで

その傷さえも受け入れているように錯覚できた

その度に、傷を負った身体は悲鳴を上げていたことも知らずに

その痛みに酔い痴れていたのは私

何も知らない振りをした愚かな私

とても滑稽ね

結局可愛いなのは自分なのだと云ってるみたい

貴方を愛しいと思っているのにね

でも駄目なのかな

他人だから、いちばんには出来ないのかな

何よりも大切に思うことは

出来ないのかな

泣いているのなら、涙を拭ってあげたい

悩んでいるのなら、話を聞いてあげたい

苦しんでいるのなら、その重みを取り払ってあげたいのに

全部、自己満足でしかないのかなあ




貴方が好きです

貴方が大好きです

とても愛しいんです

でも寂しいんです



きっとこの手は届かない

(すれ違うのは想いじゃなくて、)

2008/04/26 (Sat)
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