ホーム > 詩人の部屋 > 悠の部屋 > 新着順表示

悠の部屋  〜 新着順表示 〜


[28] 地震体験
詩人: [投票][編集]

17時57分

あたしは出窓でタバコをふかし

ボーっと薄暗い空を見上げていた

気が付くとすごい音と共に

激しい揺れに襲われた

今でもあのときのことは

うっすらとしか思い出せないが

出窓から飛び降り

急いでタバコを消した

いろんな物が落ちてくる音に

恐怖を感じ布団にもぐりこんだ


揺れがおさまり

急いで下へ降りた

食器棚の扉が開き

冷蔵庫の上からはウィスキーのボトルが落ちていた


恐がる祖父母と怯える犬を

急いでダイニングテーブルの下に潜りこませ

あたしは出口の確保と火の元の確認をして

余震に備えた


何度も何度も余震は続き

眠れぬ夜を過ごした


あたしには親はいない

だからあたしが祖父母を守らなきゃ…



連絡が取れない友達もどうか無事でいてくれますように…

2004/10/25 (Mon)

[27] 叫び
詩人: [投票][編集]

今のあたしには人の不幸を見て

自分が不幸でないと確認する

自分が不幸じゃないと思えば

幸せなんだと勘違いできるから


誰でもいい

今のあたしにやさしい言葉をかけてほしい


気づいてほしい

あたしがいること

生きていること

本当は傷ついてること


誰かにわかってもらいたい


今、あたしがここにいるということ


2004/10/24 (Sun)

[26] あなたの背中
詩人: [投票][編集]

あなたの背中を見つめてる

いつもあなたの背中ばかり

追いかける


いつかあたしの方を向いて

笑って話せるときがくるのかな

2004/10/23 (Sat)

[25] あの日のこと
詩人: [投票][編集]

あたしたちはあの頃の悲しみを

忘れてしまっている

あたしたちはあの苦しみから

逃げようと必死だった

きっとあの時に誓った思いも

忘れかけているのかもしれない


もう一度思い出そう

あの時のこと

何度も涙を流し

たくさん傷ついたこと


そして…

生きようと誓った

あの日のことを

2004/10/23 (Sat)

[24] 勘違いした春
詩人: [投票][編集]

季節はずれのさくらが咲いた

これから雪がおりる時期なのに

ひっそりと

しっかりと

薄い薄いさくら色を

咲かせる


何百本とある

並木道で

たった一本だけの

春がくる


勘違いした春だけど

あたしの心は

春色になれた


次の本当の春までに

あたしの花を咲かせたい

あたしの心が

ずっとずっと

輝けるように

2004/10/22 (Fri)

[23] 繋がり
詩人: [投票][編集]

あなたに彼女がいると

知っていても

好きという気持ちは

止められない


あなたが彼女と過ごした

時間より

あたしの方がきっと

長いはず


あたしにはあなたが必要で

あなたに必要としてほしかった


体の繋がりだけだと

わかっていても

それでも必要とされるだけで

うれしくなる


後悔なんてしないから

あたしをもっと

愛してください


2004/10/11 (Mon)

[22] 門限やぶり
詩人: [投票][編集]

夜中に家を

抜け出して

あなたと二人

秘密のデート


少し家から

離れた公園で

あなたの車で

秘密のお話


今夜も部屋を

飛び出して

あなたの所へ

走ってく


今のあたしの

唯一の幸せ

2004/05/18 (Tue)

[21] あなたの景色
詩人: [投票][編集]

たまに見せるその笑顔も

一生懸命働く姿も

誰にでも優しい所も

あなたのいい所は

全部知っている


本当はお酒が弱いことも

女の子が大好きで

ちょっとエッチな所も

それでもあなたの

すべてが大好きなの


このままずっと

あなたのそばにいたい

このままずっと

あなたの景色で終わりたくない


この想いは

あなたに届くかな…

2004/05/16 (Sun)

[20] 望み
詩人: [投票][編集]

本当は明るくなんてない

本当は強くなんてない

明るくしなきゃ

強くしてなきゃ

今の自分は保てない


それでも自分で強がって

いつも平気なフリしてて

本当は誰かに救ってほしくて

包んでほしかった


1つのやさしさが欲しくて

1つの愛がほしくなる


そしてあたしは

助けを求めて

あなたに手を伸ばす

2004/05/16 (Sun)

[19] さくら色の空
詩人: [投票][編集]

今年もこの季節がやってきた

今年もこうしてこの道を

あなたとふたり歩いている

さくら色の空は

ふたりをそっと包んでくれる


さくら色の空が

緑や青やオレンジや

白や黒に変わっても

ふたり手を繋いで

繋がっていたい


この気持ちをずっと大切にしていきたい

2004/05/03 (Mon)
38件中 (11-20) [ 1 2 3 4
- 詩人の部屋 -