ホーム > 詩人の部屋 > 詩奈の部屋 > 新着順表示

詩奈の部屋  〜 新着順表示 〜


[106] ろんりねす
詩人:詩奈 [投票][編集]

誰にも頼らずに
強く生きたくて

誰かに頼って
弱くなる

この矛盾が余計嫌で
もっと自分が嫌いになる

たまに思うの
やっぱり誰もがひとりなんだよなぁって

そう思いながらまた思うの
そんなことないよって
誰か私に微笑んで
ぎゅっとしてって



虚しさが窓を開けて
浮かんでた月が
涙で霞む


あぁやっぱりほら
独りだよ




2006/08/06 (Sun)

[105] 打ち上げ花火
詩人:詩奈 [投票][編集]

空に広がる芸術に
目奪われて

一瞬の映像を
しっかりと焼き付ける

豪華な音と光に
消えたその時
苦しい程の寂しさを覚えた


涙流れるのは
今が大切だからなのか
今が必ず過ぎ去ることを
僕らいつの間にか
知ってしまったからか


変わらないでいよう

強く願うけれど
花火の音に負けない程に
笑い声は響いていたけれど
止まらない時を知ってる


打ち上がる花火よりも
淡い希望はぼんやりと
下弦の月を
川の流れに映した



2006/08/26 (Sat)

[104] ぬいぐるみ
詩人:詩奈 [投票][編集]

左手にすっかり空白ができて
泣き止まない私に
父と母が言った


同じのは
もう戻らないんだよ
違うぬいぐるみ買ってあげるからね


失ったものはもう戻らない



いくつものモノが
飛び交う毎日

なくしたモノは
壊れたモノは
もう戻らないモノは

いくつあった??





幼かった私は
新しいぬいぐるみを
また左手に抱えた


何も知らずに
失った場所を
埋めた



2006/08/04 (Fri)

[103] the Declining Sun
詩人:詩奈 [投票][編集]


こんな汚れた街で沈む夕陽が
あまりに切な気で
僕は
思わず涙した


チョコレートの甘さは
そこに埋めるのには
十分で

あぁ
そうか
世界のさ
誰もが知ってる有名な国では
そうやって
「見たくないモノ」に
目を瞑って生きてるんだね


捨てたゴミが落ちた時
地球の裏では
何かが無残に姿を消した


あぁ
僕らこんなにも不平等な世界で
平等を掲げてるのか



こんな汚い世界で
沈む夕陽は
やっぱり切な気だけれど
涙するべきは僕じゃない



立ち上がるべきが
僕だったのか。




2006/08/02 (Wed)

[101] 孤独色
詩人:詩奈 [投票][編集]

誰もがきっと
さみしい
を抱えながら生きてる


さみしいを知るのは
その前に
幸せを知ったから



強さを隠す弱さ
弱さを認める強さ

たぶん
どっちも苦しい


でも
誰もが抱えてる辛さ



それでも
抱えるのは自分だけだから
誰とも理解し合えない





それが弱さ

それが強さ



なかなか梅雨のあけない
孤独色の空が
教えてくれました





2006/07/23 (Sun)

[100] 
詩人:詩奈 [投票][編集]

隠してた素顔
誰にも届かなければいい

傷ついて得るくらいなら
いらない

今を守ってく力もないくせに
過去を認められるはずないの

思った以上に表面は重要で
誰とも違う僕なのに
誰もと同じ僕になる

入らないで
誰にも見せないの

心を許せる人なんて……




どこにもいない


誰もいない









2006/07/22 (Sat)

[99] 前に
詩人:詩奈 [投票][編集]

笑った瞬間に
全てが楽しく見えたんだ

楽しいって言葉にした瞬間に
笑ってたんだ

広がる海に
遠い空に
この続く道は
ほんの少し
入り組んでいて
ほんの少し
大変な思いをするのかもしれないけど

誰かに必要とされたとき
そこに意味が見つかる気がする

何かに夢中になったとき
そこで意味を手にする気がする

ジタバタすることが良いわけじゃない
でも
考えてばかりも進まないね

揺れてみれば良い
触れてみれば良い

答えはいつも
どこか
ではなく
自身にあるんだから


眠らない風が
遠くて

音のしない海が
遠くて

胸にしまってた
過去がうずく


それでも
前に進まなきゃ
今を生きなきゃ


確かに決心を今に残し
僕は向きを変えた
少しだけ前に
進んだ






2006/07/07 (Fri)

[98] Q歳
詩人:詩奈 [投票][編集]

此処に生まれ

此処で生きる


何をしてきた?

何の為に前を進む?


雨の匂い
全てを濡らす

まわるこの星で
ほんの一部にも満たない
私は

何を目指す?




変われたかな?
1年前と
変われたかな?
10年前と


変われてるかな?
1年後に
変われてるかな?
10年後に




どしゃぶりの雨

湿った風に吹かれ

曇り空の隠した<夢>を見る


未来はきっと
晴れるね

そしてきっと
虹がかかるね



たくさんの過去を抱えて
これからも私
未来を生きてきます




2006/06/09 (Fri)

[97] 飛行機雲
詩人:詩奈 [投票][編集]

この晴れた夜空

見てごらん

月を中心に北西の星

一度だけ
一筋の線を描いてあげる


君はそう
それを道しるべに
一直線に進むんだ


すぐに消えてしまうからね

一瞬だよ



……………




ほらね,
もう君は迷わない



一筋のあの道で
輝ける


信じてみて

さぁ







2006/06/07 (Wed)

[96] かもしれない
詩人:詩奈 [投票][編集]

生まれたの
たった一つの
何かの欠片として

進んだの
明日に
希望なんか抱いて


昨日電車で隣にいた
あの人も
今日すれ違った
あの子も
明日出会うはずの
どの人も
必然だった現実

意味を探す意味を
歩き続ける強さを
人は知らずに毎日を進む

時というものを作り
忙しくなり
便利さを求め
自らの消滅を導いた


弱さを認める勇気があったなら
変わる未来が
見えるのかもしれない

恥じずに叫ぶことができたなら
変わる未来が
存在するのかもしれない





2006/06/05 (Mon)
190件中 (101-110) [ << 11 12 13 14 15 16 17 18 19
- 詩人の部屋 -