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もとりの部屋  〜 新着順表示 〜


[141] 寂しがり。
詩人:もとり [投票][編集]




ひとりは嫌

ひとりにしないで



少ししか会えないなら

会わない方がいい

会わないことに慣れて

また日常を過ごせるから


会えるなら

出来るなら24時間傍に居たい

会うことが普通になって

離れるのが寂しくなるから



寂しいの

寂しくなるの

足りないの



ひとりは 嫌

ひとりに しないで




2014/11/01 (Sat)

[140] 足踏み。
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好きな人に

好きと言えるのが

本当に幸せなことなのだと

気付いたのは後の事
 

何かを壊したくなくて

何かを失いたくなくて

何かが変わっていくのを恐れて

何も伝えられなかったんだ



想っているだけで充分

付き合えなくても

言葉を交わせれば充分


そう自分に言い訳をして

楽な方に流されて

このままの関係に甘んじてた


だから今のこの現状も

現実として受け入れなくちゃ



君はもう 誰かの彼女で


僕はもう 君の友達のままだという事を




2014/10/26 (Sun)

[139] そして誰かが嘲笑う。
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太陽と月のすれ違い


冷めた料理に無価値な時間


形だけの優しさと偽りの謝罪


淡々と流れていく秒針


静かに広がる透明な黒は笑う



貴方と私の境界線


破られた約束の存在理由


白紙に塗り替えたスケジュール


指先一つで変わるシナリオ


苦しい時だけの神頼み


嘲笑った誰かが泣いた



期待もされないピンチヒッター


見向きもされない存在感


部屋から出ずに繕う無関心


壁を睨んで泣いている



何処かで、小さく千切れた声


猫が一言、みゃあと鳴いた








2014/10/08 (Wed)

[138] 好き嫌い。
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貴方のメールに集中して

貴方の事ばかり考えながら

貴方の返事を待つこの瞬間は

寂しく感じたりするけれど


自分の趣味を楽しみつつ

貴方の事も考えながら

貴方の返事を打つこの瞬間は

満たされていて嫌いじゃない



二人で居る時に感じる孤独は

堪らなく嫌いだけれど

一人で居る時に感じる孤独は

慣れているので嫌いではない



抱きしめられてキスして

その先にある気持ちよさよりも

抱きしめられて撫でられて

受け入れて貰えるその瞬間のが

堪らなく好き



常に

常に

貴方で満たされてしまう

この瞬間も悪くない






2014/10/08 (Wed)

[137] 我が子への。
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しっかりと手を握る


優しい瞳で

笑うんだね


じっとこっちだけを見て

深く愛してくれて


暖かい愛情を惜しみなく与えた筈が

曇りなき愛情で包んで返してくれている



瓜二つの瞳に

握り返してくれる小さい手


愛してる とは口に出さず

伝えるために抱き寄せる
 

そして大事だと

再確認するんだね


腕の中の小さな温もりを

抱きしめながら







2014/10/05 (Sun)

[136] 秤に掛けてみたい。
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貴方の愛は薄っぺらい


きっと何かあれば

すぐに消えて無かったことになる位



私の愛は重たい


周りを傷つけながら

貴方で満たされたくなる位



目に見えない癖に

しっかりと実感出来るのよ


嗚呼 愛されて居ないんだと

嗚呼 深く愛して居るんだと




2014/10/05 (Sun)

[135] 憂鬱な前触れ。
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貴方は優しいから

きっと私が望んだ物は

受け入れてしまうのでしょう


でもね

それじゃ自分が赦せないの



傷つけたくないと言って

近寄らないでと牙を剥く


望むがままに与えられたものすら

私は突っぱねて突き返す



お願いだから

見限って


私は貴方に想われるほど

良い女でも何でもないの


これ以上

貴方を傷つけさせないで



望んでいた形などない

願っていた想いも殺して

見える未来に進むだけ


別れはもう約束された事だから



ごめんなさい

想いの分を返せなくて

優しい気持ちを踏みにじって


愛する事すら出来なくて




2014/10/05 (Sun)

[134] 不可逆。
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理解もされず

理解しようともしない


話に興味を持たず

質問すら答えず


別れた後は連絡もとらず

翌日まで返事も返ってこない


そんなあの人は

私を好きだと言う



好きって一体何なのだろう

本当に好き等と断言出来るのか



そう思える私には

返せる程の愛情も未だ
 
持ち合わせてなく


会いたいのも別の人

声を聞きたいのも別の人で

心は未だ其処に

置いてきてしまって居る状態


貴方は私の事など

もう何とも思ってないのだろうけど



嗚呼 とても難儀

不可解にして不可思議


糸が絡まり合いながら

もつれていく様に

複雑に絡み合いながら

上手くいかないこの関係



あの人への罪の意識と

貴方への愛に挟まれながら

私は今日も生きています




2014/09/28 (Sun)

[133] センチメンタル。
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お気に入りの服を着て

念入りに髪の毛を整えて

履き慣れない靴を履き

人混みへと溶け込んでいく



約束もしていない

会えるはずもないのに

妙に気分は高揚していて


同じ位の背格好を見かける度

似ている声を聞く度に

振り返ってしまう



きっと会えたとしても

見たくない様な光景なのだろうけど


それでも一目で良いから会いたい

そう願ってしまう



今日はそんな日





2014/09/28 (Sun)

[132] それは小さな誓い。
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大きな壁にぶち当たっても

動じる事もなく

手探りでも前に向かって歩いていきたい


回り道でも

遠回りでも

いつか笑ってゴールに辿り着ける様に



大きな石に躓いても

地面に這い蹲りながらでも

必死に立ち上がって歩いていきたい


傷付こうが

痛みで涙零しても

いつかあんな日もあったねと

笑って居られる様に



目的を見失っても

進むべき道が分からなくても

自分で切り開いて歩いていきたい


そうして何時か掴み取るんだ

大事な人と大切な時間を過ごせる様に



諦めが肝心

けれど諦めたらそこで終わりだ



私は歩く

しっかり前を向いて


強く


強く


胸に希望を抱いて





2014/09/25 (Thu)
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